高齢者の運転免許更新について(後編)|尾張旭市の内科・小児科・整形外科・消化器内科|あらかわ医院

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高齢者の運転免許更新について(後編)

高齢者の運転免許更新についての前・後編シリーズ。
前編では
運転免許更新時の認知機能検査についてお話しました。
今回は免許返納のタイミングや、認知機能検査で「認知症のおそれがある」と判定が出た場合についてお話しします。

前編はこちら


75歳以上の方が運転免許を更新する際の認知機能検査で認知症のおそれがある」と判定された方は、認知症に関する医師の診断書を提出する必要があります
診断書の作成は当院脳神経内科で対応していますので、お気軽にご相談ください。




 免許返納を考えるタイミングは?

 

脳神経内科を受診される患者様や、そのご家族から「運転免許は返納した方がいいでしょうか?」と聞かれることが増えています。
 ・ご本人が運転に不安を感じる
 ・物損事故を起こした
 ・家族から見て運転が危なっかしい
等がある場合は免許返納を検討するタイミングかもしれません。

運転免許を返納するタイミングは、一概に年齢で区切れるものではありません。
患者様の生活状況と、認知+身体機能を総合的に判断する必要があります。
運転免許を返納すると事故を起こす危険は少なくなりますが、自宅にこもりがちになり、認知機能低下につながることもあるため、免許返納後の生活まで考える必要があります。


運転免許の更新についてお悩みの際は、脳神経内科でご相談ください。
一緒に今後の生活を考えていきましょう。


 運転免許更新の認知機能検査で
 「認知症のおそれがある」と判定されたら…

 

75歳以上の方が運転免許を更新する際には、事前に認知機能検査を受けます。
認知症のおそれがあると判定された場合、認知症に関する専門医の診断書が必要になります。

あらかわ医院の脳神経内科では、問診・身体所見・神経学的所見・脳画像検査等を行い、診断書の作成を行っております。

その際に認知症と診断された方は、残念ながら運転免許の更新が出来ません。

認知症と診断されるほど、認知機能が低下していない場合でも「軽度認知障害」と診断された場合は、半年~1年後に再検査が必要として診断書を作成します。その間は運転が可能ですが、半年~1年後に再度受診し、認知機能を再検査します。

認知症や軽度認知障害が疑われても、日常生活に運転が必須という方はたくさんいらっしゃいます。
当院脳神経内科では,今すぐ運転はやめられないという事情を汲みつつ、ずっと運転は出来ないということを認識していただくことを目指し、診療を行っております。

また、当院には社会福祉士が在籍しており、免許を返納した場合に生じる生活のお困りごとの相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。


不安に感じたら、まずは脳神経内科へご相談ください。
脳神経内科の予約は窓口または電話(0561-53-9666)で承ります。

この機会に、ご家族で運転免許について話し合ってみるのはいかがでしょうか。


(文:脳神経内科 阿南知世医師)